学生時代の1966年と記憶にあるのですが、こちらの講談社フェーマススクールズという通信教育を5、6年受講した経験があり、ネット検索でもこの程度しかヒットしないようですが、アメリカのFS社と提携して開設した通信教育で、受講生の一人がその経過を紹介したページがこちら。
当時はもちろん手書きが主流で、86年にマック(当初はまだモノクロ画面)でコンピューター・グラフィックスの世界を経験するまでは、根気のいる作業に閉口しました。ただ、美術やデザインの教材としては最先端で、それまで習った日本の美術教育とは雲泥の差があり、教材からは広範囲な基礎知識を学べたと思います。
マックの世界に入ってからは、ほとんど手書きで作品を作り出すことはなく、Excel 1.0英語版に始まり、Mac PaintやMacDraw,Photoshop,Illustlatorなど、マウス操作により最先端のアプリケーションをいち早く経験する幸運に恵まれました。
ただ、マックのインターフェースが通信教育で習った慣習と違和感ない操作環境で、ファイルの分類をフォルダーに区分するのも、下書きに使う写真をキャビネットに分類、整理整頓するなど共通項があり、現実の生活用品の片付け法などにも応用できました。
また、当時話題に登った国家プロジェクトの第五世代コンピューターやトロンプロジェクトなどが、日航ジャンボ機事故をきっかけに頓挫。95年にWindowsが登場する経緯などの裏情報も、国内のマスメディアでは目にしない、いまで言う「陰謀論」の真実を知る機会も多く、世界のカラクリと触れるネット社会の充実も相まって、コロナ騒動にも巻き込まれずにすむ情報通に。
86年当時の日本はNECのDOSマシン時代。そこにGUIのマックが突然片田舎にお目見え。向かいの家電社員がDOSマシンを使いこなせない様子から、購入を控えていたのが正解で、世界の最先端がサポート付きで手に入ってしまった。
1年間は無料でマックの貸し出しを受け、翌年には店頭デモ機を半値で購入と、代理店のメリットを活用させてもらい、200人ほど購入者の指導も体験し、普通には経験できない世の中の裏表も学ぶことができた。
0 件のコメント:
コメントを投稿