2008年5月8日木曜日

なぜYahoo!

こちらの
【解説】Yahoo!買収を断念したMicrosoftは,Googleのクラウド・コンピューティングに追いつけるのか? という記事の中に下記のような記述があります。

”Microsoftが今後も,ソフトウエア産業の支配者でありたいのであれば,どうあっても「Googleよりも巨大なコンピュータ・クラウド」を運用する必要がある。だからといって,ただ闇雲にデータセンターを建造しても仕方がない。建造したデータセンターに見合った用途や収入が必要である。だからこそ,Yahoo!のような巨大ソフトウエア・サービス提供企業を取り込む必要があったのではないだろうか。”

60年代後半にアラン・ケイが、将来のコンピューターの行方を指し示すものとして「ダイナブック」という論文を発表したが、持って歩けるパソコン本体やノートPCといった機器(ハードの部分)のイメージばかり増幅され、ある日本の大手家電メーカーがその名を採用して発表したノートパソコンを見せられたとき、あれは自分の考えた「ダイナブック」ではない、と不満をもらした話を思い出す。彼は、そうではなく背景にある「環境を指すもの。」といった思いがあったようです。(「アラン・ケイ」より)

その「環境」とは今回で言うクラウド・コンピューターであり、それらを効果的に引き出すiPhoneやウィジェット。下の87年に登場したHyperCardのホーム画面は現在のiPhoneのホーム画面と似ている。また、「ダイナブック」の行方を示す資料がこちらにあります。最終的には人工知能を搭載したイメージや動画がすでに公開されていました。

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